嚢舌(のうぜつ)類 Cephalaspidea
ポイント
古くは後鰓類に含まれていたものの、現在後鰓類は、有肺類、前鰓類の一部と合わせて、分類が再検討されていて、嚢舌目の系統学的位置は不明確。
貝殻を持つ、持たないなど多様な形態が見られるが、摂食器官の形態によって区別される腹足綱(巻貝)のグループ。
藻類の細胞壁に穴を空けて細胞内容物を吸引して摂食するため、単列の歯舌とそれを収納する舌嚢(使用後の歯を保持し、ためておく袋状)と呼ばれる器官をもつことが、嚢舌と定義するのに重要な特徴とされている。
一部の種は、摂食した藻類の葉緑体を腸壁の細胞に取り込み、光合成をさせ栄養を得る。
雌雄同体であるが、自家生殖は行わない。
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